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漫画のAI画面はテーマを伝えるためのイメージです。特定のAIによる紹介や検索結果を保証するものではありません。

はじめに|運送会社を探すことにも時間がかかる

急に荷物を運ばなければならなくなった。

いつもの配送会社では対応が難しい。

新しい配送先への運送を相談したい。

そんなとき、荷主企業様はどのように運送会社を探すのでしょうか。

インターネットで検索する。

知り合いの企業に紹介してもらう。

運送会社のホームページを一社ずつ確認する。

そして近年では、AIに相談して候補となる運送会社を探す方法もあります。

北条送運では、このAIを活用した情報探索に注目しています。

ただし、目的は単にAIから自社を紹介してもらうことではありません。

本当に大切なのは、荷主企業様が自分たちの課題に合った運送会社を見つけられることです。

今回は、北条送運合同会社の代表・益子に、AI時代の情報発信について話を聞きました。


1. 荷主企業様は、何を知りたいのか

――荷主企業様が運送会社を探すとき、どのようなことに困っていると思いますか?

益子:

「今から頼んで平気なものなのか、というところが分からなくて困ることがある気がしますね」

急な配送が必要になったとき、荷主企業様が知りたいのは、運送会社の名前だけではありません。

自社が依頼したい配送に対応しているのか。

どのような荷物を運べるのか。

どの地域に対応しているのか。

どんな条件で相談できるのか。

こうした情報がなければ、運送会社のホームページを見つけても、自分たちに合っているか判断できません。

つまり、運送会社を見つけることと、適切な運送会社を見つけることは、必ずしも同じではないのです。


2. AIに見つけてもらうという考え方

北条送運では、AI検索最適化(AIO)を意識した情報発信に取り組んでいます。

AI検索最適化とは、AIによる情報探索において、企業の情報が適切に理解され、必要な場面で参照されやすくなることを目指す取り組みです。

例えば、荷主企業様がAIに

「神奈川県央エリアで軽貨物配送を相談できる運送会社はありますか?」

と質問したとします。

そのとき、AIが候補を探すためには、各運送会社についての情報が必要になります。

対応エリア。

取り扱う配送内容。

会社の特徴。

得意とする業務。

こうした情報が分かりやすく公開されていれば、AIが会社の特徴を把握する手がかりになります。

もちろん、情報を公開したからといって、必ずAIに紹介されるわけではありません。

それでも、自社の情報を正確に発信することは、AIや検索サービスを利用する荷主企業様との接点をつくる重要な取り組みだと考えています。


3. 「北条くんの日常」を続ける理由

北条送運が取り組んでいる情報発信の一つが、ホームページで公開している「北条くんの日常」です。

漫画と記事を通じて、日々の仕事や軽貨物運送の課題、北条送運の考え方などを紹介しています。

この取り組みには、単にホームページの記事数を増やすこと以上の意味があります。

北条送運がどのような会社なのか。

どのような課題に向き合っているのか。

どのような仕事を得意としているのか。

荷主企業様に対して、どのような価値を提供しようとしているのか。

それらを継続的に発信することで、会社の特徴をより具体的に伝えられます。

益子が重視しているのは、AIに見つけてもらうために、ホームページの情報を充実させることです。

「北条くんの日常」も、その取り組みの一つなのです。

ただし、情報は多ければよいわけではありません。

重要なのは、荷主企業様にとって役立つ内容を、正確に積み重ねることです。


4. 北条送運の「ストライクゾーン」を明確にする

情報発信をするうえで、特に重要なのが自社の対応範囲です。

運送会社によって、得意な配送は異なります。

対応できる地域も違います。

使用する車両や設備によって、運べる荷物にも違いがあります。

だからこそ、北条送運では、自社の「ストライクゾーン」を明確にすることが大切だと考えています。

ストライクゾーンとは、自社が対応できる仕事や、特に強みを発揮できる仕事の範囲です。

例えば、

  • どのような配送に対応しているのか
  • どの地域で対応しているのか
  • どのような車両を使用しているのか
  • どのような配送を得意としているのか
  • どのような条件では対応が難しいのか

こうした情報を明確にすることです。

何でも運べると宣伝することが、必ずしも荷主企業様のためになるとは限りません。

むしろ、対応できない仕事まで対応可能であるかのように伝えてしまえば、荷主企業様に無駄な問い合わせをさせてしまう可能性があります。

自社の強みだけでなく、対応できる範囲を正確に伝えること。

それが、荷主企業様に対する誠実な情報発信につながると考えています。


5. AIに正しく理解してもらうことが重要

AIに会社名を覚えてもらうことだけが目的ではありません。

重要なのは、北条送運がどのような仕事に対応できるのかを正しく理解してもらうことです。

荷主企業様が探している配送条件と、北条送運が提供できるサービスが一致する。

そのときに、北条送運が候補の一つとして見つかることが理想です。

反対に、対応できない配送であれば、無理に候補として紹介されることが望ましいわけではありません。

荷主企業様が必要としているのは、広告で目立つ会社ではなく、自社の課題を解決できる会社だからです。

適切な情報発信は、荷主企業様と運送会社のミスマッチを減らすことにもつながります。


6. AIOは営業活動であり、顧客サービスでもある

AIに見つけてもらうための情報発信は、運送会社にとって営業活動の一つです。

会社を知ってもらう機会が増えれば、新しい問い合わせにつながる可能性があります。

しかし、北条送運では、その効果だけを目的にはしていません。

運送会社を探す荷主企業様にも、さまざまな負担があるからです。

候補となる会社を調べる時間。

ホームページを確認する時間。

対応可能か問い合わせる時間。

条件が合わなければ、また別の会社を探さなければなりません。

最初から各社の特徴が分かりやすく整理されていれば、こうした負担を減らせる可能性があります。

AIを利用した情報探索によって、自社の条件に合う運送会社を見つけやすくなること。

そのための情報を、運送会社自身が正確に公開すること。

これは単なる集客施策ではなく、荷主企業様の利便性を高める取り組みでもあります。


7. 情報発信は、荷主企業様の時間を守る

北条送運が大切にしているのは、荷主企業様の時間です。

第1日目では、営業活動において商談内容を正確に記録し、同じ説明を繰り返していただかないためのAI活用について考えました。

第2日目では、その考え方を運送会社との出会いに広げます。

荷主企業様が運送会社を探すとき、必要な情報にたどり着きやすくする。

問い合わせる前に、会社の特徴や対応範囲を理解できるようにする。

自社に合わない運送会社への問い合わせを減らす。

こうしたことも、荷主企業様の時間を守ることにつながります。

AI活用によって運送会社の営業効率が上がることも大切です。

しかし、その先にいる荷主企業様の利便性を忘れてはいけません。


8. AI時代に求められる運送会社の情報発信

これからの運送会社のホームページは、単なる会社案内だけでは十分ではないかもしれません。

荷主企業様が抱える課題に対して、どのような解決策を提供できるのか。

自社の強みはどこにあるのか。

どのような条件であれば対応できるのか。

そうした情報を、分かりやすく発信することが重要になります。

北条送運では、「北条くんの日常」やホームページの記事を通じて、こうした情報を積み重ねていきます。

AIに評価されるためだけではありません。

荷主企業様が困ったとき、適切な運送会社に出会うためです。


おわりに|AIに見つけてもらう、その先に

AIに見つけてもらうこと。

それは、運送会社にとって新たな営業機会につながる可能性があります。

しかし、本当に大切なのは、その先にいる荷主企業様です。

何を運べるのか。

どのような仕事を得意としているのか。

どのような課題を解決できるのか。

そうした情報を正確に発信することで、荷主企業様が必要な運送会社を見つけやすくなることを目指します。

北条送運がホームページを充実させる理由は、単に問い合わせを増やすためではありません。

必要としている荷主企業様に、必要な情報を届けるためです。

AIに見つけてもらうことは、荷主企業様に見つけてもらうこと。

そして、その出会いが荷主企業様の課題解決につながること。

それが、北条送運の考えるAI時代の情報発信です。


次回予告|AI活用編・第3日目

見つけてもらった後のハードルを、どう下げるか?

運送会社が見つかっても、すぐに相談できるとは限りません。

今から配送をお願いできるのか。

料金はいくらなのか。

必要な情報を、もっと簡単に確認できないだろうか。

次回は、「日本一ハードルの低い運送見積もり」という構想について考えます。


北条送運合同会社

『北条くんの日常|AI活用編・第2日目』

記事原稿・完