はじめまして。北条送運の代表の益子です!

最近、北条送運の中に「AI経営会議」をつくりました。

経営会議といっても、大きな会議室に役員が並んでいるわけではありません。

参加しているのは、私と6人のAIです。

AIというと、分からないことを検索したり文章を書かせたりするものという印象が強いかもしれません。

もちろん、それだけでも便利です。

でも私は、それだけではもったいないと思っています。

一人では持てない視点を、AIで補う

北条送運は、まだ小さな会社です。

営業、経理、原価計算、現場管理、企画、広報。

会社を動かすには、いろいろな役割が必要です。

本当なら、それぞれの分野に詳しい人がいてくれたら心強い。

ただ、小さな会社が最初からすべての人材を揃えるのは簡単ではありません。

だから私は、AIを「人の代わり」ではなく、自分や会社に足りない能力を補う力として使おうと考えました。

コードを書いた経験がなくても、業務に必要な道具をつくることができる。

営業先の候補を調べ、情報を整理し、考えを別の角度から見直すこともできる。

AIによって、小さな会社でも今まで持てなかった機能を持てるようになってきました。

北条送運の6人の“参謀”

ただAIに「どう思う?」と聞くだけでは、返ってくる意見が似てしまいます。

そこで6人に名前と役割を持たせました。

  • 経久(つねひさ)――市場の動きや、まだ表に出ていない荷主企業様の課題を探す。
  • 元就(もとなり)――会社の進む方向と戦略を考える。
  • 隆元(たかもと)――信頼や人との関係を大切にし、伝え方を考える。
  • 元春(もとはる)――現場で本当に実行できるか、安全に続けられるかを見る。
  • 隆景(たかかげ)――数字と原価から、事業として成り立つかを確かめる。
  • ひかる――意見を整理し、議論全体をまとめる。

同じテーマでも、市場から見るのか、現場から見るのか、数字から見るのかで答えは変わります。

あえて違う役割を持たせることで、賛成意見だけではなく反対意見や別の案も出るようにしています。

AIに経営を任せるわけではない

ここは、とても大切なところです。

私はAIに経営を任せたいわけではありません。

6人がどれだけ意見を出しても、最後に決めるのは私です。

責任を負うのも私です。

AIは間違えることもあります。

現場の空気や、相手の表情を完全に理解できるわけでもありません。

AIに答えを決めてもらうのではなく、自分一人では持てない視点を会議に参加させる。

北条送運のAI経営会議は、そのための仕組みです。

人だからできることは、手放さない

AIを使って、人を減らしたいわけでもありません。

荷主企業様と直接話し、何に困っているのかを聞く。

現場を見て、荷物や納品先に合う配送方法を一緒に考える。

何かが起きた時に、会社として判断し責任を持つ。

これは人が担う仕事です。

一方で情報を整理すること、数字を比べること、仮説をいくつも出すことはAIが力を発揮しやすい部分です。

人とAIのどちらが上かではありません。

それぞれが得意な役割を持ち、組み合わせることが大切だと考えています。

AIの活用を、荷主企業様への価値につなげる

必要な機能をすべて人で揃えれば、当然そこには人件費がかかります。

その人件費は会社の原価になり、最終的には運賃にも関わります。

だからといって、人を抱えないことだけを目的にしたくはありません。

AIで補える部分を補い、人が向き合うべき仕事に時間を使う。

そうすれば、小さな会社でも荷主企業様の課題を深く考え、提案の質を高められる可能性があります。

余計な負担を増やすのではなく、配送方法や原価を考える力としてAIを使う。

その結果が、荷主企業様にとって役に立つ提案につながることが大事です。

小さな会社だからこそ、できることがある

北条送運のAI活用は、まだ始まったばかりです。

うまくいくことばかりではないと思います。

ただ、会社の規模が小さいことを「できない理由」にするのではなく、今ある技術で足りない部分を補っていく。

そして、そこで得た力を荷主企業様と現場のために使う。

ホームページを見た荷主企業様に「あ、この会社はこんなふうに自分たちの足りない部分を補っているのか」と感じてもらえたらうれしいです。

AIで会社を無人にするのではなく、より人に向き合える会社にする。

北条送運は、そんなAIの使い方を試しながら進んでいきます。