









はじめまして。北条送運の代表の益子です!
「そんなに重くないんですが、箱数が結構あります」
配送のご相談で、こうしたお話をいただくことがあります。
では、その荷物は軽貨物で運べるのでしょうか。
実は、
「軽い」「30箱」「50箱」といった情報だけでは、軽バンに載るかどうかは判断できません。
今回は、軽貨物で運べる荷物なのかを判断するとき、私たちが何を確認しているのかについてお話しします。
「そんなに重くない」は、人によって違う
まず確認したいのは、
実際に何kgあるのか。
ということです。
「そんなに重くないですよ」
と言われても、その感覚は人によって違います。
たとえば2トン車から見れば400kgの荷物は、それほど重く感じないかもしれません。
しかし、最大積載量350kgの軽貨物車では積載できません。
ですから最初に、
「全部で何kgありますか?」
と確認します。
「軽いと思います」ではなく、実際の重量を確認する。
ここが最初の判断です。
次に見るのは「どれくらい場所を取るか」
重量が問題なければ、次に確認するのが荷物の大きさです。
ただし、ここでも、
「30箱あります」
という箱数だけでは、あまり判断材料になりません。
同じ30箱でも、小さな箱30個と160サイズの箱30個では、必要な荷室はまったく違います。
さらに実際の出荷では、箱の大きさがすべて同じとは限りません。
大きな箱、小さな箱、細長い箱。
さまざまな形が混ざっていることもあります。
だから、箱数よりも、
実際にどれくらいの「かさ」があるのか。
こちらを見ることが重要です。
寸法が分かれば、かなり判断しやすい
もちろん、
- 縦
- 横
- 高さ
が分かれば、かなり正確に判断できます。
ただ、すべての箱の寸法を測るのは大変なこともあります。
特に箱の大きさがバラバラなら、なおさらです。
そこで、すでに倉庫などで出荷できる状態まで荷物がまとまっているなら、
「今、どんな状態になっていますか?」
を確認することがあります。
たとえば、
「パレット何枚分ですか?」
という聞き方です。
これだけでも、かなりイメージしやすくなります。
写真を一枚送ってもらうだけでも違う
さらに分かりやすいのが写真です。
ただ荷物だけを撮影すると、大きさが分かりにくい場合があります。
そこで、
荷物の横に人が立った状態で写真を撮ってもらう。
こうすると、荷物全体の大きさがかなりイメージしやすくなります。
もちろん寸法が正確に分かるのが一番です。
それでも、
「パレット○枚分」
「人と一緒に写した写真」
といった情報があれば、
軽バンに載りそうなのか、難しそうなのかを早い段階で判断できます。
実は「箱数」は、それほど重要ではない
以前、転居に伴う荷物の運搬をしたことがあります。
事前に聞いていた内容は、
- 箱17個
- 扇風機
- パイプ椅子など
というものでした。
「17箱」と聞くと、それなりの量に感じるかもしれません。
ところが実際に積んでみると、
軽バンの荷室の半分も使いませんでした。
反対に、大きな箱なら十数個でもかなりのスペースを使います。
つまり、
「何個あるか」だけでは、積めるかどうかは分からない。
重要なのは、
重量と、実際に荷物が占める大きさです。
軽バンで難しいと分かったら、早めに次を考える
写真や寸法を確認して、
「これは軽バンでは厳しいな」
と分かることもあります。
場合によっては幌車なら対応できることもありますが、急な依頼で幌車を見つけるのは簡単ではありません。
そのため北条送運では、
軽バンでは難しいと判断した段階で、早めに別の方法を考えます。
協力会社へ相談したり、別の車格を検討したりします。
大切なのは、
軽貨物の仕事だからと、無理に軽バン一台に収めようとしないこと。
荷物を安全に、必要な時間までに届けることが目的だからです。
緊急配送では「何が一番困るのか」も教えてください
特に、
「今日中に車を見つけてほしい」
という緊急のご相談では、もう一つ重要なことがあります。
それは、
何が一番避けたいことなのか。
ということです。
たとえば、
「多少費用が高くなっても、今日絶対に出荷しなければならない」
というケース。
納品できなければ取引先との信頼関係に影響する。
場合によっては、その後の取引そのものに関わる。
そんな状況なら、通常とは違う方法も検討できます。
2トン車が見つからないなら、軽バンを複数台という方法もある
たとえば、本来なら2トン車一台で運ぶような荷物だったとします。
しかし、
「今日これから2トン車を探してほしい」
となれば、すぐに見つからないこともあります。
一方で、
軽バンを複数台集める。
という方法なら可能性が出てくることがあります。
もちろん、車両が増えれば通常より費用は高くなります。
それでも、
「費用が多少上がること」と「今日運べないこと」のどちらが大きな問題なのか。
そこが分かれば、こちらから提案できる方法も変わります。
逆に、
「そこまで費用がかかるなら、明日でも大丈夫です」
ということであれば、時間を取って別の車両を探すこともできます。
最初に「緊急度」を教えてもらえると、選択肢が増える
だから緊急の配送相談では、
- 今日中でなければならないのか
- 明日でも大丈夫なのか
- 到着時間は絶対なのか
- 費用が多少増えても納品を優先するのか
といったことも教えていただけると助かります。
これは、高い運賃をいただきたいから聞くのではありません。
何を最優先にして手配を考えるべきなのかを知りたいからです。
「何箱ですか?」だけではなく、「どんな荷物ですか?」
軽貨物に載るかどうかを判断するとき、
箱数だけでは、ほとんど分かりません。
まず重量。
そして実際の大きさ。
可能なら寸法。
難しければパレット何枚分なのか。
あるいは、人と一緒に写した写真でも構いません。
そして緊急のご依頼なら、
「何を一番優先したいのか」
も教えてください。
北条送運では、
軽バン一台に載せることを目的にはしていません。
目的は、その荷物を必要な場所へ、必要な時間までに届けることです。
軽バン一台で運べるなら一台で。
難しいなら別の車両を探す。
緊急性が高く、条件が合うなら複数の軽貨物車で運ぶ方法も考える。
「これ、軽貨物で運べるかな?」
そう思ったときは、箱数だけで判断せず、一度ご相談ください。
荷物の状態を確認しながら、
現実的な運び方を一緒に考えます。