














「工場から取引先へ製品を直接届けたいんですが、軽貨物でも大丈夫ですか?」
製造業の荷主企業様から、そんなご相談をいただくことがあります。
本当に運べるのか。時間に間に合うのか。製品を壊さずに届けられるのか。運賃はいくらになるのか。
同じ配送でも、気になるところは荷主企業様によって違います。
今回は、軽貨物チャーターの「直送」という運び方と、北条送運が大切にしている「不安に合わせた報告」についてお話しします。
まずは、大きさと重さを確認します
「この製品、軽貨物でも運べますか?」
そう聞かれたら、まず確認するのは大きさと重量です。
車両の荷室に収まるのか。搬入口を通るのか。安全に積載・固定できるのか。そして、その車両の最大積載量の範囲内なのか。
一般的な軽バンでは、最大積載量350kgが目安になります。ただし、実際に使用する車両の条件を確認して判断します。
車に入ることと、安全に運べること。その両方を確認する。
壊れやすい製品や、向きを変えられない荷物などは、梱包や取り扱い方法についても事前にお話を伺います。
「基本的に、集荷から納品まで同じ人が扱います」
荷物の安全性について聞かれたとき、私が説明することの一つが、
「基本的には、私が集荷してから納品するまで、同じ車両でそのまま運びます」
ということです。
これは「益子が運ぶから絶対に安全」という意味ではありません。
軽貨物チャーターでは、基本的に、集荷した車両とドライバーがそのまま納品先まで担当します。
工場で積んだ製品を載せたまま、取引先へ向かう。
途中の拠点で何度も降ろして、別の車両へ積み替える工程を減らせる。
そこに、直送という運び方の特徴があります。
路線便では、届くまでに荷物を何度か動かすことがある
一般的な路線便では、集荷した荷物が、そのまま一台の車両で納品先まで走るとは限りません。
例えば、工場で集荷した荷物を営業所へ運び、車両から降ろす。仕分けをして別の車両へ積み、ターミナルやセンターへ運ぶ。
そこで再び仕分けを行い、納品先に近い拠点へ運び、最終的に配達する車両へ積み替える。
実際の工程は配送網や条件によって異なりますが、このように、複数回の荷降ろし・仕分け・積み替えが発生する場合があります。
これは、大量の荷物を効率よく全国へ届けるための合理的な仕組みです。多くの荷物をまとめて運ぶことで、配送コストを抑えられるという強みもあります。
積み替えるたびに、荷物を扱う工程が増える
荷物を積み替えるときには、車両から降ろす、持ち上げる、移動させる、一時的に置く、再び別の車両へ積む、といった作業が発生します。
手で持つ場合もあれば、台車や荷役機器を使う場合もあります。いずれにしても、荷物を動かす工程が増えます。
持ち上げるときに落下させる。移動中にぶつける。他の荷物と接触する。
もちろん、現場ではそうしたことが起こらないように取り扱っています。
ただ、荷物を動かす工程があれば、その工程で落下や接触が起こり得る機会もある。
今回お伝えしたいのは、その配送工程の違いです。積み替えが多ければ必ず破損する、という話ではありません。
工場で積んだ荷物を、そのまま取引先へ
軽貨物チャーターで直送する場合は、工場で積んだ荷物を、基本的には載せたまま納品先まで運びます。
途中の営業所で降ろす。ターミナルで仕分ける。別の配送車両へ積み替える。
そうした工程を経ずに、集荷したドライバーがそのまま届けることができます。
途中で積み替えなければ、その積み替え作業中に落下させたり、ぶつけたりする機会を減らせます。
だからといって、「絶対に壊れない」とは言いません。
走行中の振動や道路状況など、配送にはほかのリスクもあります。梱包、緩衝材、荷物の固定、安全運行は、直送でも大切です。
そのうえで、途中の荷扱い工程そのものを減らす。製品や部品を運ぶときには、そこまで含めて配送方法を考える意味があると思っています。
まず「今回、何が一番不安ですか?」を聞く
ただ、運び方の説明だけで、すべての不安がなくなるわけではありません。
「ちゃんと固定されているかが心配」
「時間に間に合うかが心配」
「無事に納品できたかを、最後まで確認したい」
気になるところは、荷主企業様によって違います。
だから北条送運では、
「今回の配送で、一番不安なのはどこですか?」
ということを確認したいと思っています。
全員に同じ報告をすればいいのではなく、その荷主企業様が知りたい情報を届ける。それが大切だと考えています。
積み方が不安なら、写真で見せる
荷物の固定が心配なら、積み終わった荷室を撮影してお伝えします。
どのように置いたのか。緩衝材をどこに入れたのか。荷締めはどうしているのか。荷物同士が接触しないようにできているのか。
「このように積載・固定しています」
と写真で見ていただくことで、実際の状態を確認できます。
「大丈夫です」という言葉だけでは見えない部分を、見える情報として届ける。積み方が不安な荷主企業様には、その方が安心につながると思います。
時間が不安なら、現在地や進み具合を伝える
長距離配送では、納品まで何時間も連絡がないと、
「今どこまで来ているんだろう」
と気になることもあると思います。
その場合は、必要に応じて現在地や休憩地点、進行状況などをお伝えします。
「現在ここです」
「予定通り進んでいます」
「休憩後、出発します」
荷主企業様が知りたいことに合わせて、報告の内容やタイミングを考えます。連絡は、安全に停車できる場所で行います。
遅れる可能性も、早めに共有する
道路を使って配送する以上、渋滞、事故、通行止めなど、自分たちだけでは完全にコントロールできないことがあります。
そのため、「絶対に何時に着きます」とは言い切れません。
だからこそ、遅れる可能性が見えてきたら早めに共有することが大切です。
「現在、このあたりで渋滞しています」
「今のところ予定に戻せる見込みですが、遅れる可能性が出たらすぐご連絡します」
あるいは、
「到着が遅れる可能性があります。必要であれば、先方へ先にご連絡いただいた方がいいと思います」
と相談します。
到着見込みは道路状況に応じて見直し、無理な運転で取り戻すことを前提にはしません。
早く分かれば、荷主企業様も納品先への連絡や受け入れ時間の相談など、次の判断ができます。
報告は、安心して待っていただくためだけでなく、必要な判断をしていただくための情報でもあります。
納品が気になるなら、最後まで報告する
「ちゃんと届いたか」が一番気になる荷主企業様には、納品後に、
「無事に納品完了しました」
とお伝えします。
必要に応じて、納品先の撮影ルールを確認したうえで、納品状態の写真を共有することも考えます。
どのような完了報告が必要かも、事前に相談しておきたいところです。
配送方法は、荷物と大切にしたいことに合わせて選ぶ
路線便にも、軽貨物チャーターにも、それぞれの役割があります。
多くの荷物を全国へ効率よく送りたい。配送コストを抑えたい。そうした場合には、路線便が合理的なこともあります。
一方で、工場から取引先まで直接届けたい。途中の積み替えを減らしたい。製品の取り扱い方法や途中報告について、事前に相談したい。
そんなときには、軽貨物チャーターが選択肢になる場合があります。
荷物の性質と、今回の配送で何を大切にしたいか。その条件に合う運び方を選ぶ。
北条送運では、そこから一緒に考えたいと思っています。
直送と報告、両方で安心をつくる
工場で積んだ荷物を、その車両のまま取引先へ届ける。
途中の積み替え工程を減らし、荷物を持ち上げたり、移動させたりする回数を減らす。
そして、荷主企業様が何を不安に思っているのかを聞き、その不安に合わせて必要な情報を届ける。
積み方が気になるなら、積載写真。時間が気になるなら、途中経過。無事に届いたかが気になるなら、納品完了の報告。
荷物を安全に扱うための運び方と、状況が見える報告。その両方で、安心できる配送をつくっていきたいと考えています。
積んだ人が、そのまま届ける。
「この製品、軽貨物で運べる?」という段階でも大丈夫です。
上のコールボタンから、気軽にご連絡ください。荷物の条件と今回の不安を伺いながら、現実的な運び方を一緒に考えます。