









漫画の相談場面・会話は、益子のインタビューをもとに再構成したものです。広島県までマットレスを配送し、数日前に現物を確認した経験は実際の話です。個々の荷物や運行条件によって対応の可否は異なります。地図・道路は概念図です。
はじめに
全6回にわたってお届けしてきた「北条くんの日常・地域密着編」も、今回でいよいよ最終回です。
これまで、北条送運が神奈川県央を中心に活動したい理由や、地域の荷主企業様との向き合い方について、代表の益子に話を聞いてきました。
しかし、ここで一つ疑問があります。
地域密着を掲げているということは、対応エリア外の依頼は断ってしまうのでしょうか?
今回は、実際に広島県まで配送したエピソードを交えながら、北条送運が考える「地域密着」の意味を聞きました。
1. 地域密着だから、地域外は対応しない?
――北条送運は地域密着を大切にしていますが、中心エリア以外から相談が来た場合はどうするのでしょうか?
益子:
「メインじゃないだけで、もちろん対応できる限りは対応しますよ」
――地域密着というのは、配送地域を限定するという意味ではないんですね。
益子:
「そうですね。あくまで重点的に取り組む地域ということです」
北条送運が神奈川県央を中心に考えているのは、そこで活動を積み重ね、地域の荷主企業様の課題に向き合っていきたいからです。
しかし、それ以外の地域からの相談を断るという意味ではありません。
重点的に取り組む地域と、実際に対応できる配送範囲は、必ずしも同じではないのです。
2. 広島県までマットレスを運んだことも
――実際に、中心エリアから離れた場所へ配送した経験はありますか?
益子:
「ありますよ。広島まで運んだことがあります」
――広島ですか! どのような荷物だったのでしょうか?
益子:
「ベッドのマットレスですね」
依頼をいただいたのは、以前から付き合いのある企業でした。
益子は、その企業が抱えている課題についても、以前から話を聞いていたといいます。
益子:
「前からの知り合いの会社さんで、課題についてもかねがね伺っていたんです。
それで『広島まで運んでください』と言われたときに、『分かりました』と答えました」
日頃から相手の状況を知っているからこそ、相談にも向き合う。
このエピソードには、北条送運が大切にしている姿勢が表れています。
3. 引き受ける前後に大切なのは「本当に運べるか」
――広島までの長距離配送となると、準備も大変そうですね。
益子:
「そうですね。ただ、最初に気になったのは距離よりも荷物の方でした」
――マットレスですね。
益子:
「そうです。ベッドのマットレスなので、軽貨物車両に本当に入るのかなと思ったんですよ」
マットレスは、大きさや種類によって、軽バンへの積載が難しい場合があります。
単に重量が軽ければ運べるというわけではありません。
荷室の寸法や荷物の形状、安全な積載方法を確認する必要があります。
益子:
「だから、配送の数日前に、一度実物を確認しに行きました。
本当に積めるかどうかを確認するためですね」
――配送当日になってから判断するのではなく、事前に確認したんですね。
益子:
「そうですね。運べるかどうかは、ちゃんと確認しないといけませんから」
依頼を引き受けることと、実際に対応できる条件を整えることは、別の話です。
安易に「できます」と約束するのではなく、必要な確認を行う。
それが荷主企業様との約束を守ることにつながります。
4. 対応できるかどうかは、距離だけでは決まらない
地域密着という言葉から、近距離の配送だけを想像する方もいるかもしれません。
しかし、運送会社にとって重要なのは、単に配送先が近いか遠いかではありません。
荷物は車両に積めるのか。
安全に運べるのか。
希望する集荷時間や納品時間に対応できるのか。
車両やドライバーの予定に無理はないか。
そして、必要な運行費用を踏まえた条件で対応できるのか。
こうした点を確認して、個別に判断する必要があります。
広島までの配送であっても、条件が合えば対応できることがあります。
反対に、近距離の配送であっても、荷物や時間の条件によっては対応が難しい場合があります。
配送できるかどうかは、地図上の線だけで決められるものではないのです。
5. 利益だけではなく、約束を守ること
――今回の広島への配送では、特に何を大切にしましたか?
益子:
「もちろん、引き受けた以上は、ちゃんと約束を守ることですね」
運送会社が事業を続けるためには、適切な利益を確保することも必要です。
しかし、荷主企業様との信頼関係を築くうえでは、約束した仕事を確実に履行する姿勢も欠かせません。
今回、益子が配送前に実物を確認したのも、そのためでした。
「当日になって積めませんでした」では、荷主企業様を困らせてしまう。
だからこそ、事前に確認できることは確認しておく。
それは、距離の長短にかかわらず、北条送運が大切にしている考え方です。
6. 地域密着は、地域を限定することではない
北条送運は、神奈川県央を中心に、地域の荷主企業様との関係を深めていきたいと考えています。
特に海老名市・綾瀬市・座間市・厚木市などを、重点的に向き合いたい地域として位置づけています。
一方で、相模原市や横浜市の周辺地域、さらには遠方への配送についても、条件が合えば対応を検討します。
そのため、北条送運の考える地域密着は、配送範囲を狭く限定することではありません。
普段から大切に向き合う地域を持ちながら、地域以外からの相談にも、対応できる限り向き合う。
この二つは矛盾しないと考えています。
7. 最後に、どんな運送会社として思い出してほしい?
――今回で地域密着編は最終回です。最後に、益子さんが荷主企業様へ最も伝えたいことを教えてください。
益子:
「まあ、まずは困ったら思い出してほしい。
もう本当に、それだけですね」
――困ったら、思い出してほしい。
益子:
「そうです」
地域に根ざすこと。
荷主企業様の課題を知ること。
安全に運べる方法を考えること。
これまでの地域密着編では、さまざまなテーマを取り上げてきました。
そのすべてにつながるのが、今回の言葉ではないでしょうか。
日頃から配送を依頼していただくことだけが、関係づくりではありません。
困ったときに相談してもらえる。
まだ依頼するか決まっていなくても、話を聞いてもらえる。
そうした関係を積み重ねていくことも、北条送運が目指す地域密着の姿です。
おわりに|困ったら、北条送運を思い出してほしい
全6回の地域密着編を通じて、北条送運が大切にしたい地域と、荷主企業様への向き合い方を紹介してきました。
北条送運には、重点的に活動したい地域があります。
しかし、それは他の地域からの依頼を断るための線引きではありません。
遠方への配送であっても、荷物や運行条件が合えば対応できることがあります。
そして、たとえすぐに対応できるとは言えない場合でも、まずはご相談いただければと思います。
「運べるかどうか分からない」
「いつもの運送会社では難しいと言われた」
「こういう配送をお願いしてもいいのだろうか」
そんなときに、思い出していただける会社でありたい。
地域密着編の最後に、代表・益子が残した言葉を、もう一度お伝えします。
「まずは困ったら思い出してほしい。もう本当に、それだけです」
北条送運合同会社は、これからも荷主企業様の課題に向き合い、できる方法を一緒に考えていきます。
北条送運合同会社
安全運行・高品質・高収益を大切に、荷主企業様の物流課題に向き合う軽貨物運送会社。
北条くんの日常|地域密着編・完