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漫画の相談場面は、益子のインタビューをもとに構成した架空の会話です。綾瀬市での約40kgの荷物の輸送と、総重量570kgの依頼を断った経験は実際の経験に基づきます。車両・荷物・荷役設備の絵は説明用のイメージです。

はじめに

「トラックを一台お願いするほどの荷物ではない」

「でも、普通の宅配便では送れない」

「できれば、急ぎで届けてほしい」

荷主企業様が物流について考えるとき、こうした悩みが生まれることがあります。

では、少量の荷物を運ぶ手段として、軽貨物はどのような役割を果たせるのでしょうか。

今回は、座間市・綾瀬市・相模原市南部をテーマに、北条送運合同会社の代表・益子に話を聞きました。

実際の輸送経験を交えながら、軽貨物で運べる荷物の条件や、急ぎの配送に対応するための考え方を紹介します。


1. 「ちょっとだけ運びたい」という需要はあるのか?

――座間・綾瀬・相模原南部で、少量の荷物を運びたいという需要はあるのでしょうか?

益子:

「正直に言うと、この地域全体の需要を詳しく把握しているわけではないんです。

ただ、そういう需要はあると思いますし、綾瀬市では実際に依頼を受けたことがあります」

――どのような依頼だったのでしょうか?

益子:

「急ぎの配送ということで、依頼をいただいたことがあります。

何をもって急ぎとするかにもよりますが、例えば、納品まで3日を切っているような状況ですね」

物流における「急ぎ」は、必ずしも当日配送や翌日配送だけを意味するものではありません。

荷主企業様の営業日や納品先の受け入れ条件によっては、数日後の納品でも、通常の配送手配では間に合わない場合があります。

そのようなとき、軽貨物による個別輸送が選択肢になることがあります。


2. 綾瀬市で実際に運んだ、約40キロの荷物

――綾瀬市では、具体的に何を運んだのですか?

益子:

「正確な中身までは分からないんですが、ストレッチフィルムのようなロール状の荷物でした。

これが結構重くて、一つ40キロくらいあったんですよ」

――40キロですか。それは重いですね。

益子:

「そうなんです。

その荷物は通常の宅配便では送れない条件だったので、軽貨物で運ぶことになりました」

宅配便には、サービスごとに重量やサイズなどの制限があります。

そのため、少量の荷物であっても、一個あたりの重量や形状によっては、希望する宅配サービスを利用できないことがあります。

――その配送で、荷主企業様にとって一番助かったのは何だったと思いますか?

益子:

「やっぱり、運べたこと自体じゃないですかね」

この言葉が、今回のインタビューで印象的でした。

配送サービスを考えるとき、料金や配送スピードに注目することは多いでしょう。

しかし、それ以前に、

「そもそも運んでもらえるのか」

という問題があります。

軽貨物は、こうした場面で荷主企業様の選択肢になれる可能性があります。


3. 軽貨物なら何でも運べるわけではない

――重量のある荷物でも、軽貨物なら運べるのでしょうか?

益子:

「もちろん、何でも運べるわけではありません。

まず確認するのは、荷物の総重量ですね。

うちで使う最大積載量350キロの車両なら、当然、その範囲に収まっている必要があります」

※実際に積載できる重量は、使用する車両の車検証に記載された最大積載量によって異なります。

――総重量以外にも確認することはありますか?

益子:

「一個あたりの重さも重要です。

例えば、全部で200キロだったとしても、一つの荷物がものすごく重ければ、積み込みや搬入ができないことがありますから」

荷物の総重量が車両の積載可能な範囲であっても、必ず輸送できるとは限りません。

荷物の大きさや形状だけでなく、積み込みや荷下ろしの方法も重要です。

益子:

「場合によっては、爪の長いフォークリフトを使って軽バンに積み込めることもあります。

積み込み側と荷下ろし側の両方で対応してもらえるなら、運べる場合もあります。

ただ、そういう条件がそろうのは珍しいですね」

フォークリフトによる作業が可能かどうかは、車両の構造や荷物の形状、荷役設備、安全な作業環境などによって異なります。

設備があるだけで積載可能になるわけではありません。

――実際に、重量の問題で依頼をお断りしたことはありますか?

益子:

「ありますよ。

総重量が570キロという依頼がありました」

――それは積載可能な重量を超えてしまいますね。

益子:

「そうです。

軽貨物のうちの車両では最大積載量が350キロなので、その重量では運べないと説明しました。

先方も『あ、そうなんですね』と理解してくださいました」

荷主企業様の希望に応えることは大切です。

しかし、安全面や車両の制限を無視してまで依頼を引き受けることはできません。

運べる条件を正しく確認し、難しい場合には、その理由を説明する。

それも運送会社の重要な役割です。


4. 急ぎの配送では「いつ」が二つある

――荷主企業様から急ぎの配送を相談されたとき、最初に確認することは何でしょうか?

益子:

「まず、本当に急ぎなのかどうかですね。

それと、いつなのか。

ただ、この『いつ』には二つあるんです」

――二つですか?

益子:

「一つは、いつ集荷に行かなければならないのか。

もう一つは、いつまでに届けなければならないのか。

この二つを確認します」

例えば、月曜日の朝に荷物を届けたい場合。

納品先の条件だけを見れば、月曜日の朝に到着すればよいように思えます。

しかし、荷物を発送する企業が土日休みだったらどうでしょうか。

益子:

「例えば月曜日に納品したいけれど、荷主企業様は土日がお休み。

そうなると、金曜日の終業前までに集荷してほしい、という話になることがあります」

つまり、月曜日に届けるためには、金曜日のうちに荷物を預かる必要があるわけです。


5. 金曜日に集荷して、月曜日に届ける難しさ

――金曜日に集荷して、月曜日に届けるのであれば、時間には余裕があるようにも感じます。

益子:

「でも、実際にはそう単純じゃないんですよ。

金曜日に荷物を預かって、月曜日まで車に積んでおくとしますよね。

そうすると、その間は車を自由に使えなくなるんです」

――なるほど。土曜日にも別の配送があるかもしれませんね。

益子:

「そうなんです。

例えば、土曜日に別の仕事が入っていたら、その荷物を積んだままでは対応できないこともあります。

だから、金曜日に集荷できるかどうかだけでは判断できないんです」

一つの配送を引き受ける際には、集荷と納品の時刻だけではなく、その間の車両の使用予定も考える必要があります。

また、週末をまたいで荷物を預かる場合には、荷物の保管方法や安全管理についても確認が必要です。

単に車両が空いているかどうかだけでなく、預かった荷物を適切に管理できるかどうかも重要になります。


6. 条件を変えれば、対応できることもある

――そのような場合、依頼をお断りするしかないのでしょうか?

益子:

「そこは、荷主企業様と相談ですね。

何が何でも月曜日の朝に届けなければならないのか。

金曜日の終業前に必ず集荷しなければならないのか。

それぞれの条件を確認します」

益子が例に挙げたのは、土曜日の配送業務が終了してから集荷する方法です。

益子:

「例えば、こちらの土曜日の仕事が終わった後に、集荷に伺うことができるかもしれません。

もちろん、荷主企業様が営業時間外の集荷に対応できることが前提です。

でも、そこを調整できるなら、月曜日の朝一番に届けるという希望には応えられる可能性がありますよね」

荷主企業様の希望を、すべてそのまま実現できるとは限りません。

しかし、集荷時刻を調整できれば、納品期限を守れる場合もあります。

大切なのは、何を優先すべきかを確認することです。

集荷の時刻なのか。

納品の期限なのか。

それとも、その両方が絶対条件なのか。

条件を整理することで、新しい配送方法が見つかることがあります。

※営業時間外の集荷や週末をまたぐ輸送は、双方の合意、車両の稼働状況、荷物の管理条件などを確認したうえでの対応となります。


7. 無責任な「できます」は言わない

――最後に、北条送運として荷主企業様から相談を受ける際、大切にしていることを教えてください。

益子:

「まず確認するのは、集荷と配送、それぞれの期限です。

それから、無責任な『できます』は言いません。

でも、できるためにどうするかというのは、きちんと一緒に考えていきます」

この言葉には、北条送運が大切にする仕事への姿勢が表れています。

依頼された仕事を、確認もせずに引き受けることは簡単かもしれません。

しかし、荷物の重量や納品条件を確認せず、安易に引き受けてしまえば、結果として荷主企業様に迷惑をかける可能性があります。

だからこそ、できることと難しいことを正確に伝える。

そして、条件を調整することで実現できる方法がないか、一緒に考えていく。

それが北条送運の考える、荷主企業様との向き合い方です。


おわりに|「運べる方法」を一緒に考える

今回のインタビューでは、軽貨物による少量輸送について、さまざまな視点から話を聞きました。

荷物が少ないからといって、必ずしも簡単に運べるとは限りません。

重量や形状、積み込み・荷下ろしの条件、集荷の期限、納品の期限。

これらを一つずつ確認して、現実的な配送方法を考えることが大切です。

座間市・綾瀬市・相模原市南部で、配送方法にお困りの荷主企業様へ。

「この荷物は軽貨物で運べるだろうか」

「月曜日の朝に届けたいけれど、いつ集荷すればよいだろうか」

「宅配便では対応できない荷物を、どうやって届ければよいだろうか」

そんなときは、ぜひ一度ご相談ください。

すべてのご依頼に対応できるとは限りません。

それでも、

無責任な「できます」は言わない。

でも、できるためにどうするかは、きちんと一緒に考えていきます。

北条送運合同会社は、そんな姿勢で荷主企業様の物流に向き合っていきます。


北条送運合同会社

荷主企業様の課題を、一緒に考える運送会社へ。