









はじめまして。北条送運の代表の益子です!
「段ボールが10箱あるんだけど、これだけでも運んでもらえるのかな?」
そんな配送の困りごとがあったとき、軽貨物に相談していただくことは、まったく問題ありません。
もちろん、軽バンに積載できる大きさ・重量であることが前提です。
しかし、「10箱しかないから運送会社に頼むほどではない」と考える必要はありません。
むしろ、そのくらいの荷物だからこそ、軽貨物が合うケースがあります。
10箱のために2t車を使う必要はない
車両が大きくなれば、その分だけ維持するための費用も大きくなります。
同じ人件費がかかるとしても、段ボール10箱を運ぶために2t車を手配するのと、軽バンを手配するのでは、必要となるコストの構造が違います。
荷物が軽バンに問題なく積めるのであれば、軽貨物を利用したほうが費用対効果を合わせやすい場合があります。
だから私たちは、
「10箱だけなんですが……」
と遠慮していただく必要はないと考えています。
まずは「こんな荷物を運びたい」と相談していただければ大丈夫です。
宅配便と軽貨物、何が違うのか
では、宅配便で送るのと軽貨物に依頼するのでは、何が違うのでしょうか。
私が一つの大きな判断材料だと考えているのが、
です。
一般的な宅配便では、集荷された荷物が拠点へ運ばれ、仕分けを経て、さらに別の拠点へ運ばれます。
そこでも仕分けされ、最終的に配達を担当する車両へ積み込まれます。
つまり、集荷から配達までの間に、荷物の積み下ろしや仕分けが複数回発生します。
これは宅配便の仕事が雑だという意味ではありません。
大量の荷物を効率よく、しかも比較的安価に全国へ届けるために必要な仕組みです。
一方、軽貨物のチャーター便であれば、集荷した荷物をそのまま配送先まで運ぶことができます。
途中の拠点で何度も積み下ろしたり、別の荷物と一緒に仕分けしたりする必要がありません。
そのため、
- 壊れやすい製品
- 取り扱いに注意が必要な荷物
- 他の荷物から圧力をかけたくない製品
- できるだけ積み下ろしの回数を減らしたい荷物
などでは、軽貨物のチャーター便を検討する意味があります。
ただし、宅配便には大きな強みがある
もちろん、すべての荷物を軽貨物で運べばいいわけではありません。
宅配便の大きな強みは、混載によって1個あたりの配送コストを大きく下げられることです。
例えば、神奈川県から北海道まで小さな荷物を1個送る場合でも、宅配便なら比較的低い料金で届けることができます。
もし、その荷物だけを載せた車が神奈川県から北海道まで走れば、その料金では到底成立しません。
多くの荷物を一緒に運ぶからこそ実現できる価格です。
つまり、
価格を優先するなら宅配便が適しているケースがある。
一方で、
荷物の取り扱いや直行性を優先するなら軽貨物が適しているケースがある。
大切なのは、荷物に合わせて使い分けることだと思います。
定期的に出る荷物なら、別の可能性もある
さらに、同じ10箱でも、
「今回だけ出る10箱」
なのか、
「毎日、同じ方面へ出る10箱」
なのかによって、考え方は変わります。
例えば、毎週月曜日から金曜日まで、同じ地域から川崎方面へ荷物が出ているとします。
その配送ルートの途中や近い地域に、同じように毎日荷物を出している別の荷主企業様がいれば、一つの車両に荷物を組み合わせて運べる可能性があります。
例えば、綾瀬市から川崎市へ運ぶ配送が8,000円、座間市から横浜市鶴見区へ運ぶ別の配送が6,000円だとします。届け先は別々ですが、近い方面を回るルートとして一台に組み合わせられる場合があります。
走行距離や作業時間が大きく増えない運行を組めたら、それぞれの荷主企業様へ「継続してご利用いただけるなら、各500円ずつ調整できます」と提案できるかもしれません。
その場合、綾瀬市から川崎市は7,500円、座間市から横浜市鶴見区は5,500円。二つの配送を合わせた一台の売上は13,000円です。もともとの8,000円の便だけを運んでいた車両に、別の配送を加えながら、両方の荷主企業様へ運賃を還元できる可能性があります。
だから私たちは、単純に、
「段ボール10箱だから○○円」
と考えるだけではなく、
その荷物がスポットなのか、定期的に発生するのか、どこからどこへ運ぶのかまで含めて考えることが大切だと思っています。
北条送運が最初に確認したいこと
では、実際に、
「段ボール10箱を運んでほしい」
とご相談いただいたら、北条送運は何を確認するのか。
いきなり料金の話から始めるわけではありません。
まず確認したいのは、
「何を運ぶのか」
です。
そして、
「いつ集荷するのか」
「いつまでに、どこへ届けるのか」
を確認します。
荷物の内容によって取り扱い方も変わりますし、集荷・配送の日時によって車両を手配できるかどうかも変わるからです。
その条件を確認したうえで、どんな運び方が合っているのかを考えます。
「こんな荷物でも頼める?」からで大丈夫です
荷主企業様が配送について考えるとき、最初から、
「これは宅配便」
「これは軽貨物」
「これは2t車」
と判断する必要はないと思っています。
まずは、それだけでも十分です。
何を、いつ、どこへ運びたいのか。
そして、その荷物で何を大切にしたいのか。
条件を一つずつ整理していけば、その荷物に合った運び方が見えてきます。
「こんな荷物でも相談していいのかな?」
そう思ったときこそ、一度相談していただければと思います。
北条くんの日常
北条送運では、日々の配送や営業の中で感じたこと、荷主企業様の配送改善につながる考え方を発信しています。