1 / 17横にスワイプして読む

はじめに

工場や事業所では、予定どおりに荷物を出荷できるとは限りません。

トラックに積みきれなかった荷物がある。積み忘れが見つかった。取引先から突然、追加納品をお願いされた。

そんなとき、どのように荷物を届ければよいのでしょうか。

今回は北条送運の代表・益子に、神奈川県央地域で発生する緊急配送への考え方を聞きました。

1. 急ぎの配送依頼は、どんなときに発生する?

――工場や事業所で、急ぎの配送が必要になるのはどんなときでしょうか?

益子:

「よく聞く話だと、一般貨物のトラックに荷物が積みきれなかったときとか、積み忘れですね。

あとは発注漏れなんかもあります。

荷主企業様の取引先から、急に追加の納品をお願いされることもありますよね」

例えば、発注の締め切りに間に合わなかった取引先から、どうしても今日中に届けてほしいと相談されるようなケースです。

「追加料金がかかってもいいので、何とかなりませんか、という話ですね。

そういう状況って、実際にあると思うんですよ」

急な配送依頼が発生する理由は、一つではありません。

予定していた輸送能力が不足する場合もあれば、発注や出荷の段階で予定外の事態が発生する場合もあります。

2. まずは自分が走れるかを考える

――実際にそうした相談が来たら、まず何を考えますか?

益子:

「第一に、自分が走れるかどうかですね。

自分が運べるかを考えて、それが難しければ、近隣のファミリアさんとか誠心さんが走れるかを考えます」

北条送運では、代表自身も配送の現場に出ています。

そのため、まずは自分自身が対応できるかを確認することが、判断の出発点になります。

もちろん、すべての依頼に対応できるわけではありません。

すでに別の配送予定が入っている場合もあれば、荷物の条件によって対応が難しい場合もあります。

そうしたときには、近隣の協力会社に相談するという選択肢があります。

――自社だけですべてを解決しようとするわけではないんですね。

「そうですね。まず自分が行けるか。それが難しければ、近くの会社が行けるかを考えます」

3. 積み忘れや積み残しは、軽バンで対応できることも多い

――急ぎの配送というと、どんな荷物が軽バンに向いているのでしょうか?

益子:

「さっき話したようなケースなら、物量的にはだいたい軽バンで対応できると思うんですよね。

例えば、積み忘れた荷物とか、トラックに積みきれなかった荷物とか。

もちろん限度はありますけどね」

一般貨物のトラックに積みきれなかった荷物でも、その残りが少量であれば、軽バンで運べる可能性があります。

「だって、トラック何台分も積み忘れるなんてことは、普通はあまりないじゃないですか。

だから、そういう荷物なら軽バンで収まることも多いんじゃないかなと思います」

重要なのは、荷物の量や大きさに合わせて輸送方法を考えることです。

大量輸送を得意とするトラックと、少量の荷物を機動的に運べる軽貨物。

それぞれの特徴を理解し、状況に合わせて活用することが大切です。

4. 神奈川県央は、高速道路へのアクセスが強みになる

――綾瀬市や海老名市など、神奈川県央で緊急配送を行うメリットはありますか?

益子:

「この辺って、高速道路が近いんですよ。

海老名、綾瀬、座間、厚木あたりは、荷物を積んで、急いで届けたいというときに、高速道路を使いやすい場所が多いんです」

神奈川県央には、東名高速道路の綾瀬スマートインターチェンジや、圏央道の海老名インターチェンジなどがあります。

また、東名高速道路と圏央道が接続する海老名ジャンクションも、この地域の物流を考えるうえで重要な存在です。

「神奈川県内なら、どこでも同じように高速道路を使いやすいわけではないですからね。

この地域には高速道路の入り口がいくつもあるので、配送先次第ですけど、急ぎのときに高速道路を使って届けに行くこともしやすいと思います」

もちろん、実際の配送時間は道路状況や集荷場所、届け先によって変わります。

それでも、高速道路を利用する選択肢が複数あることは、配送方法を検討する際の強みになります。

5. 軽バン1台で運べなければ?

――もし軽バン1台では運べない量だった場合は、どうしますか?

益子:

「1台で無理なだけだったら、2台目を考えますね」

軽バン1台で積みきれなくても、複数台で対応できる可能性があります。

しかし、さらに大量の荷物が必要になった場合はどうでしょうか。

「例えば、4トン車2台分の荷物が必要ですって言われたら、もう話が変わってきますよね。

軽バンを何台も用意するのか、それとも4トン車を持っている運送会社にお願いするのか、という話になります」

ここで益子が説明したのは、自社で4トン車や大型トラックを手配するという意味ではありません。

北条送運では、現在そうした車両の手配業務には対応していません。

ただし、益子には4トン車や大型トラックを保有する知り合いの運送会社があります。

「そういうときは、知り合いの運送会社に電話して、『荷主企業様が困っているんですけど、対応できませんか?』って相談する感じですね」

自社で対応できない案件でも、荷主企業様の困りごとを聞き、対応できる可能性のある会社に相談する。

それも地域の運送会社としてできることの一つだと考えています。

なお、相談先の運送会社が実際に対応できるかどうかは、車両の空き状況や輸送条件によって異なります。

6. 大切なのは、軽バンで運ぶことではない

今回のインタビューから見えてきたのは、北条送運が緊急配送に向き合う際の基本的な考え方です。

まず、自分自身が対応できるかを考える。

難しければ、近隣の協力会社に相談する。

軽バン1台で運べない場合は、複数台での対応を検討する。

そして、軽貨物では対応が難しい大量輸送などについては、適したトラックを保有する知り合いの運送会社への相談も考える。

そこには、自社の車両だけですべてを解決しようとするのではなく、荷主企業様の状況に応じて対応方法を考える姿勢があります。

おわりに|急ぎの荷物で困ったときに

工場や事業所では、予定外の配送が必要になることがあります。

そんなとき、軽貨物は有力な選択肢の一つです。

特に、工場や中小企業が集まり、高速道路へのアクセスにも特徴がある神奈川県央では、その機動力を生かせる場面があると考えています。

ただし、すべての荷物を軽貨物で運べるわけではありません。

大切なのは、荷物の量や大きさ、届け先、希望納期などを確認し、その状況に合った対応方法を考えること。

北条送運が目指すのは、荷主企業様が急な配送で困ったときにも、まず相談してもらえる運送会社です。

「急ぎの荷物があるんだけど、何とかならないかな?」

そんなときは、ぜひ一度ご相談ください。

北条送運合同会社